世界中のバックパッカーが集う「カオサン通り」は、屋台グルメや安宿、夜遊びスポットが集まるバンコク屈指の人気エリアです。 ただし他の観光地と違ってBTSやMRTの駅から少し離れているため、「最寄駅はどこ?」「昼と夜でどう違うの?」と迷う人が多いのも事実です。 今回は、カオサン通りへの行き方や最寄駅、昼と夜の違い、屋台グルメ、夜遊びスポット、おすすめホテルまで詳しく紹介します。
カオサン通りとは
カオサン通りは、旧市街プラナコーン地区にある全長400mほどの通りで、1980年代から世界中のバックパッカーが集まる「聖地」として知られてきました。 安宿や屋台グルメ、Tシャツやアクセサリーを扱う露店が軒を連ね、夜になるとバーやクラブが賑わうカオスな雰囲気が魅力です。 近年は旅行者だけでなく地元の若者も集まるようになり、一人旅や女子旅、カップルでの利用も増えているエリアです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア名 | カオサン通り(Khao San Road) |
| 所在地 | プラナコーン地区、旧市街エリア |
| 最寄駅 | MRTサムヨート駅(徒歩20分強)、BTS駅は離れておりタクシー利用が現実的 |
| 賑わう時間帯 | 夕方〜深夜(屋台や露店は夕方から本格稼働) |
| 主な楽しみ方 | 屋台グルメ、雑貨・お土産探し、バー・ナイトライフ |
カオサン通りにはBTSやMRTの駅が直結していないため、最初にアクセス方法を押さえておくことが観光を効率よく楽しむポイントになります。
カオサン通りへの行き方を比較
| 出発エリア | おすすめルート | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| スクンビット・シーロムなど市内中心部 | BTSサパーンタクシン駅→チャオプラヤー観光ボートでプラ・アーティット桟橋→徒歩 | 40〜60分程度 |
| 王宮・ワットポー方面 | MRTサナームチャイ駅からタクシー・トゥクトゥク | 15〜20分程度 |
| その他市内一般 | MRTサムヨート駅からタクシー・トゥクトゥク | 15分程度 |
| 時間に余裕がある人 | ローカルバス(59番など) | 変動あり(渋滞の影響を受けやすい) |
初めて訪れるなら、BTSサパーンタクシン駅からチャオプラヤー観光ボートを利用するルートが最もおすすめです。 渋滞の影響を受けずに移動できるうえ、川からバンコクの街並みを眺められるため、移動時間そのものも観光の一部として楽しめます。 王宮やワットポーを観光した後にそのまま向かう場合は、MRTサナームチャイ駅からタクシーかトゥクトゥクを利用すると、観光と移動をまとめて効率化できます。
最寄り駅はどこ?BTS・MRTからのアクセス方法
カオサン通りには、実は直結するBTS・MRTの駅がありません。 最も近い駅はMRTブルーラインのサムヨート駅ですが、そこから徒歩20分強、距離にして1.6kmほど離れています。 歩けない距離ではありませんが、荷物がある場合や暑い時間帯は、サムヨート駅から出ているタクシーやトゥクトゥクを利用した方が体力を消耗せずに移動できます。 BTSではナショナルスタジアム駅やラチャテウィー駅、ビクトリーモニュメント駅なども候補に挙がりますが、いずれもカオサン通りまでは距離があり、渋滞に巻き込まれやすい一方通行の道も多いため、あくまで補助的なルートと考えておくのがおすすめです。
空港からカオサン通りへの行き方
スワンナプーム空港から
「S1バス」でカオサン通りまで直行できます。乗り場は1階8番出口付近で、パタヤ・ホアヒン行きバスと同じエリアから発着しています。乗り換えなしで到着できるため、大きな荷物を持った到着直後の移動でも扱いやすいルートです。
ドンムアン空港から
到着ロビー5番出口付近から出ている「A4バス」が便利です。運賃は50バーツ程度と格安で、運行時間はおおむね朝7時から夜11時までとなっています。 運行時間外に到着した場合は、リムジンバスかタクシーを利用しましょう。タクシーを使う場合は、渋滞なしでも40〜50分程度を見込んでおくと安心です。 荷物が多い到着直後はタクシー、身軽な旅程ならエアポートバスという使い分けが多くの旅行者に選ばれています。
タクシー・トゥクトゥク利用時の注意点
カオサン通り周辺は一方通行や交通規制が多く、目的地の目の前まで車で乗り付けられないケースがよくあります。 タクシーを利用する際は、必ずメーターを使うよう伝え、遠回りをされていないか地図アプリで確認しながら移動すると安心です。 トゥクトゥクは事前の料金交渉制のため、乗る前に金額を確認し、納得したうえで利用しましょう。 到着後に少し歩く可能性も考慮し、大きなスーツケースがある場合はタクシーの方がトラブルが少なく済みます。
カオサン通りの昼と夜の違いを比較
カオサン通り最大の魅力は、時間帯によってまったく違う表情を見せることです。訪れる時間によって楽しみ方が大きく変わります。
| 時間帯 | 雰囲気 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 朝 | 屋台や露店の多くが準備中で、とても静か | ★★ |
| 昼 | カフェでの休憩や雑貨巡りに向いた落ち着いた時間帯 | ★★★ |
| 夕方 | 屋台が営業を開始し、少しずつ賑わい始める | ★★★★ |
| 夜 | バー・屋台・音楽が最高潮に達し、カオサンらしさを最も味わえる時間帯 | ★★★★★ |
初めて訪れるなら、夕方17時頃に到着すると、昼と夜の両方の雰囲気を無理なく楽しめます。 静かな雰囲気で雑貨探しやカフェ利用をしたい場合は、昼の時間帯に絞って訪れる方が快適に過ごせます。
ベストシーズンとベストな曜日
| シーズン | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 乾季(11〜2月) | 比較的過ごしやすく、屋台巡りや夜遊びも快適 | ★★★★★ |
| 暑季(3〜5月) | 日中の気温が高く、屋外での長時間滞在はやや大変 | ★★★ |
| 雨季(6〜10月) | 夕方以降にスコールが発生しやすい | ★★★ |
タイ旅行全体で見ても11〜2月の乾季は過ごしやすく、カオサン通りでの屋台巡りや夜のバー巡りにも向いているシーズンです。
| 曜日 | 雰囲気 |
|---|---|
| 金曜・土曜 | 週末を目当てに訪れる旅行者や地元の若者が多く、最も盛り上がる |
| 日曜 | 金土に比べるとやや落ち着いた雰囲気で過ごしやすい |
| 平日 | 比較的空いており、写真撮影や散策がしやすい |
にぎやかな雰囲気をしっかり味わいたいなら金曜・土曜、落ち着いて楽しみたいなら平日の訪問がおすすめです。
滞在時間別の楽しみ方
| 滞在時間 | 楽しみ方 |
|---|---|
| 1時間 | 屋台グルメの食べ歩きのみ |
| 2時間 | 食事に加えて雑貨・お土産探しも楽しむ |
| 半日 | グルメと買い物に加え、夜はバーで一杯楽しむ |
| 1日 | 周辺寺院や王宮観光と組み合わせてまとめて楽しむ |
初めて訪れるなら、半日ほど時間を確保しておくと、屋台グルメからナイトライフまでカオサン通りの魅力を一通り体験できます。
カオサン通りのおすすめ屋台グルメ比較
| 料理 | おすすめ | 価格帯 | 辛さ |
|---|---|---|---|
| パッタイ | 〇 | 60〜100バーツ | ★ |
| ガパオライス | 〇 | 70〜80バーツ | ★★★ |
| マンゴースムージー | 〇 | 50〜80バーツ | – |
| ロティ(甘いクレープ状のお菓子) | 〇 | 40〜80バーツ | – |
| 串焼き | 〇 | 20〜50バーツ | ★ |
初めて屋台グルメに挑戦するなら、辛さが控えめなパッタイと串焼きから試すのがおすすめです。 辛い料理に慣れている人には、バジルの香りが効いたガパオライスが定番の人気メニューです。 食後の甘いものには、バナナやチョコレートを包んだロティが人気で、屋台ごとにトッピングの種類が異なるため食べ比べも楽しめます。 価格は屋台によって差があるため、購入前に金額を確認する習慣をつけておくと安心です。
夜遊びスポット・バーを比較
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 生演奏バー | バンド演奏を聴きながらお酒を楽しめる、盛り上がり重視の人向け |
| クラブ | 大音量の音楽とダンスフロアが中心、深夜まで賑わう |
| ルーフトップバー | 屋上から夜景を眺められる、落ち着いた雰囲気を求める人向け |
| スポーツバー | スポーツ観戦をしながら気軽に飲める、一人でも入りやすい |
初めての夜遊びなら、通り沿いの生演奏バーが賑やかな雰囲気を味わいやすくおすすめです。 落ち着いた時間を過ごしたいカップルや一人旅の人には、周辺のルーフトップバーで夜景を楽しむプランが向いています。 深夜まで盛り上がりたいグループには、クラブでの滞在が定番の選択肢です。
おすすめ写真スポットと撮り方のコツ
- カオサン通り入口の「KHAO SAN ROAD」看板
- 通り沿いを彩るネオンサインと屋台の明かり
- 露店がずらりと並ぶ屋台通りの風景
- 夜の人混みと明かりが重なる夜景
昼間に撮影する場合は太陽の位置によって看板が逆光になりやすいため、午前中か夕方に近い時間帯を選ぶと明るくきれいに撮影できます。 ネオンや照明が映えるのは、空がまだ少し明るさを残す日没直後のタイミングで、ライトアップと空の色を同時に写し込めます。 スマートフォンで撮影する場合は、広角モードを使うと通り全体の賑わいや奥行きを1枚に収めやすくなります。
雨の日に役立つ情報
カオサン通りは屋根付きのアーケード区間や、屋内のバー・レストランも多いため、雨の日でも移動範囲を絞れば十分楽しめます。 雨宿りには、通り沿いのカフェやフードコート形式の店舗が便利です。 雨天時はGrabなどの配車アプリが捕まりにくくなる時間帯があるため、移動が必要な場合は早めに手配しておくと安心です。 突然のスコールに備えて、折りたたみ傘を1本持ち歩いておくと、屋台巡りを中断せずに済みます。
カオサン通り周辺のおすすめホテル比較
カオサン通り周辺は、格安ゲストハウスから中級ホテルまで幅広い宿泊施設が揃っています。
| ホテル名 | 宿泊料金の目安 | 立地・特徴 |
|---|---|---|
| Buddy Lodge | 3,500〜6,000円程度 | カオサン通り沿いの老舗ホテル、賑わいへのアクセス抜群 |
| D&D Inn | 2,800〜4,500円程度 | カオサン通り沿い、プール付きで価格とのバランスが良い |
| Villa Cha-Cha | 3,000〜5,500円程度 | 個性的な内装が特徴、家族連れやグループにも人気 |
料金や設備は時期やプランによって変動するため、宿泊予定日を指定したうえで予約サイトで最新情報を確認してください。 初めてカオサンエリアに宿泊するなら、通りの雰囲気をダイレクトに味わえるBuddy Lodgeのような沿道ホテルがおすすめです。 夜遅くまで賑わう音や人混みが気になる場合は、1本裏手にあるランブトリ通り周辺のホテルを選ぶ方が快適に過ごせます。 プールで涼みながら滞在したいなら、D&D InnやVilla Cha-Chaのようにプールを備えたホテルを検討するとよいでしょう。
知って得する現地情報
- 両替:カオサン通り沿いには両替所が多く、レートも比較的良心的な店舗が見つかりやすいエリアです。複数店で比較するのがおすすめです
- ATM:通り沿いや周辺のセブンイレブン付近に多数設置されており、現金の引き出しには困りにくい環境です
- 近くのコンビニ:セブンイレブンが通り沿いに複数あり、水や軽食、雨具の調達に便利です
- Grab乗り場:一方通行が多いため、配車アプリを使う際は通り入口付近を待ち合わせ場所に指定すると合流しやすくなります
- 荷物預かり:カオサン通り沿いの店舗や宿泊施設によっては荷物預かりに対応している場合がありますが、基本的には対応していない店舗も多いため、事前にホテルへ確認しておくと安心です
- 治安:観光客が多く比較的賑やかなエリアですが、夜間はスリや置き引きに注意が必要です。貴重品は分散して持ち歩きましょう
- 飲酒・喫煙ルール:タイには法律で酒類販売が禁止される「禁酒日」があります。屋台での飲酒は基本的に可能ですが、路上での喫煙には制限があるエリアもあるため、指定の喫煙スペースを確認しておくと安心です
- 物価:屋台グルメは比較的安価ですが、観光客向けの価格設定になっている店舗も多いため、値段は購入前に確認する習慣をつけましょう
- トイレ:通り沿いのカフェやコンビニを利用するのが基本です。無料の公衆トイレは少ない点に留意しましょう
他のナイトライフエリアとの比較
| エリア | 特徴 |
|---|---|
| カオサン通り | バックパッカー文化、屋台グルメ、幅広い年齢層が集まるカオスな雰囲気 |
| ナナ | 大人向けのナイトライフが中心、深夜まで賑わうエリア |
| ソイカウボーイ | ネオンが輝くバー街、外国人旅行者に人気 |
| タニヤ | 日本人向けの店舗が多く集まるエリア |
初めてバンコクの夜遊びを体験するなら、屋台グルメと軽い飲酒を組み合わせやすいカオサン通りが最も気軽に楽しめるエリアです。 大人向けの落ち着いたナイトライフを求める場合は、ナナやソイカウボーイ方面と比較しながら目的に合ったエリアを選ぶとよいでしょう。
シーン別モデルコース
初めてのカオサン観光コース
夕方17時頃に到着し、屋台グルメで腹ごしらえをしたあと、露店で雑貨やアクセサリーを見て回り、夜はバーで盛り上がるという定番の流れです。
静かに過ごしたい人向けコース
カオサン通りの雰囲気は昼間に軽く味わい、宿泊はランブトリ通り周辺に確保するコースです。喧騒から離れて休みたいときにも便利な立地です。
王宮・ワットポーとセットで回るコース
日中に王宮とワットポーを観光し、そのままタクシーでカオサン通りへ移動して夕方以降を過ごすコースです。旧市街エリアをまとめて効率よく回れます。
雨の日コース
屋根のある区間や屋内の店舗を中心に回るコースです。折りたたみ傘を持参し、建物間の移動時だけ注意すれば、雨天でも十分楽しめます。
カオサン通りはこんな人におすすめ
| タイプ | おすすめ度 |
|---|---|
| バックパッカー旅 | ★★★★★ |
| 一人旅 | ★★★★★ |
| 女子旅 | ★★★★ |
| カップル | ★★★ |
| シニア | ★★ |
| 子連れファミリー | ★★ |
一人旅や初めてのタイ旅行で異国情緒を味わいたい人には特におすすめのエリアです。 女子旅やカップルでも、夕方の落ち着いた時間帯を選んだり、ルーフトップバーを活用したりすることで十分楽しめます。 シニア世代や小さな子ども連れの場合は、賑やかな夜間を避け、日中の散策や食事に絞ると快適に過ごせます。 なお、屋台グルメを気軽に食べ歩きたい人には向いていますが、館内で荷物を長時間預けたい人には対応していない店舗も多いため、事前にホテル側へ確認しておくと安心です。
まとめ
カオサン通りにはBTS・MRTが直結していないため、最寄りのMRTサムヨート駅やサナームチャイ駅からタクシー・トゥクトゥクを利用するのが最も現実的なアクセス方法です。 市内中心部からはBTSサパーンタクシン駅からのチャオプラヤー観光ボートを使うと、渋滞を避けながら移動そのものも楽しめます。 初めて訪れるなら夕方17時頃に到着して屋台グルメから夜の賑わいまでを一度に体験し、静けさを重視するならランブトリ通り周辺のホテルを選ぶと、自分に合ったスタイルでカオサンエリアを満喫できます。